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2020年2月10日

屋根材の種類と特徴~日本瓦~

こんにちは^^

今日は日本瓦についてです!

日本瓦の歴史は、588年に百済より伝えられたと記録があります。江戸時代には防火を目的に都市部で瓦の使用が推奨されましたが、それ以外の地域では決まった階級や、許可を得たものだけが使用出来る特別なものでした。1885年に引掛け桟瓦が開発されてから全国に普及し始めます。

 

瓦は当たり前に重いものです。伝統的な「土葺き」と呼ばれる瓦を固定する土を野地板上に全面に敷く工法は1㎡あたり100キロといわれます。

土葺きは重いというデメリットもありますが(昔の柱や梁をほぞといわれる凸凹加工で結合する工法ではこの重さが結合部をなじませたり、落ち着かせるために必要でした)、葺き土のメリットは調湿効果です。

関東大震災、阪神淡路大震災と倒壊を伴う震災をきっかけに、軽量な瓦桟工法が主流になります。

 

瓦は他の屋根材と比べると防音性と断熱性に優れています。防音性は瓦自体がほかの屋根材より質量がおおいため、雨粒が瓦表面にあたっても振動したりすることが無いためです。

断熱性に関しては、粘土を焼き上げて作られた瓦自体は、他の素材と比較して熱容量が大きいというわけでは無く、熱を伝えにくいのはその納まり構造です。瓦の下には空気層が大きく取れるため、瓦表面から伝わった熱が空気層で大きく和らげることができます。

この空気層によって他の屋根材と比較すると夏場の屋根裏の気温が5~10℃程涼しく出来る効果があります。

 

粘土プレス整形し、施釉という工程で800~1200℃の高温で色付けしガラスコーティングする釉薬瓦と、1030℃くらいで焼成した土瓦を900℃に下げブタンガスを窯に注入して燻化をし赤茶色に焼けた土の瓦全面に炭素膜が形成される銀色のいぶし瓦があります。ともに、メンテナンスフリーで一生ものとなります。

次回は金属屋根材・金属プレス瓦屋根材についてです♪♪

       

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